香港市場での新規株式公開（IPO）を進めている中国の旅行予約サイト、「同程芸龍」の調達規模が縮小するとの観測が浮上している。海外メディアの記事を引用して『経済通』が8日伝えた。

　これまでの報道によると、「同程芸龍」は2018年下期に上場し、調達規模は10億－15億米ドルとみられていた。ただ、最近の関係者の話では調達額が4億米ドル程度と、大幅に縮小されるもよう。「同程芸龍」の上場にあたっては、モルガン・スタンレー、JPモルガン、招銀国際が共同幹事を務める。筆頭株主はIT大手のテンセント（）で持ち株比率は24.9％。オンライン旅行サービス大手のシートリップ（CTRP)も出資しており、同22.88％を占める。